出雲大社としじみ。
島根に関しての知識が乏しく、
行くことがあればこの2つを押さえておけば良いと思ってました。
関西圏や東日本からのアクセスも新幹線や特急がない、と思うと行くのにものすごく時間がかかるイメージがあったり気候もいまいちわからない。
私のように、島根県に興味がないわけではないけどなんとなく後回しになっている方に私が先日訪れた松江市の魅力を少しでもお届けできればいいなと思います。
島根県松江市の気候
私がお邪魔したのは2021年9月17日から26日まで。
仕事で島根県松江市にお邪魔しました。
大阪からバスで5時間ぐらい?リクライニングの独立シートのバスだったので
思いの外ゆったりで。
寝てたら着きました。笑
とても気持ちの良い気候のときに行ったようで、昼間はまだ残暑を感じるものの蒸し暑さはなく、陰に入ると風が心地よい感じでのんびり散策するのに最高の気候でした。
冬は0℃近くなることや氷点下になることもあるようですが、それ以外は、基本的に大阪や東京と比べたときに服装を気をつけなければいけないような感じではなさそうでした。
あ、雨はすごく突然小雨がさーっと降り出してすぐ止む、というのに何度か遭遇しました。
島根は「弁当忘れても傘を忘れるな」という常識?があるようです。
私はまだ暑さの残る気候だったので、また、晴れてるように見える空からさーっと降って止んで、という感じだったので降られながら歩いていましたが、折りたたみ傘を1本忍ばせておくのが安心かもしれません。
島根県松江市の街の雰囲気
お世話になったビジネスホテルが松江駅から宍道湖までの道中にあったので行動範囲がそこから徒歩圏内に限られますが、
歩いていると人が多すぎず、というか見当たらないこともしばしば。
密とは無縁な感じでした。
地元の方に聞くと、車がないと生活できないとのことで、
田舎あるあるだなと。本当に道端で人とすれ違うことが少ない。
地元の田舎を思い出しました。
でも、大通りは夜でも一人でぶらぶら歩くのに物騒で危険な感じもないほどきれいに整備されているので、夜の散歩も気持ちよかったです。
そしてなんと言っても宍戸湖の景観が最高でした。
気持ちの良い気候も手伝ってか、宍戸湖沿いの公園に座ってあたりを眺めてぼーっとしていると気がつけば一時間以上。危うくオブジェになるところでした。
さすがに怪しかったかと思いきや周りを見ると座ってぼーっとしているお方がちらほら。
どうやらこの景色と気持ちの良い空間は私の勘違いではなさそうですのでぜひとも宍戸湖沿いのお散歩は試してみてほしいです。
ふらっと歩いていると老舗の和菓子屋さんがごろごろ登場、そしていかにも古くからあるようなお寺や神社がごろごろ、レストラン、カフェ、パン屋さん、洋菓子屋さんなど美味しげでネットで見ても評価の高いお店がごろごろ。なのでそういうお店やそれぞれ雰囲気の違う神社を探しながらの散策もまたとっても楽しかったです。
寺社仏閣
私が行ったのは3箇所だけですが、ものすごく由緒ある寺社仏閣がたくさんあります。
賣布神社 祓い清めの神様。
すごく立派な木がたくさんあって、すごく居心地の良い神社でした。
お清めの塩のお守りがあったり、
社務所の軒下にそのお塩を入れたお茶を無料で提供していたりと煩悩まみれで祓い清めてほしい私にはぴったり。
先に参拝に来られた方を見ていると、そのお塩入りのお茶を飲んだあとにお賽銭を入れてお参りしていたので私も習ってみました。
出世稲荷神社
12世紀まで歴史を遡ることのできる由緒ある神社とのこと。
出世と聞けばお参りしないわけにはいきません。
十円玉4枚入れて出てくるすごく古い自販機のようなおみくじがあって惹かれてしまったので何年かぶりに引いてみました。
何事にも手を出してはいけません つねにひかえ目にしてことをなさい吉
裏の神の教には
強く打てば大きく響き、弱く打てば小さくひびく、した事、いうた事、思った事、
よいも、悪いも悉く皆、何物かに影響して、永遠にあとを残す、慎むべきは、其思い、其行い、其言葉、恐るべきは其影響、其反発!
とありました。
定期的に読み返して戒めねばと思った次第でした。
八重垣神社 縁結びの神様
1000年以上も前に描かれたとされる神社壁画としては日本最古のものがあり、有料で見られます。
時間の関係で今回は断念しましたが、びっくりするほど貴重なものとのこと。
そんな大昔に絵を描こうと思ったらどんな色になってどんな描き方をされてどんな風に見えるんだろう、とか思うとすごく不思議な感じですね。何を思いながら描いたんだろうとか描いた人はどんな人なんだろうとか、遺っているものがあるからその人に思いを馳せることができるんだなあとか思うとこういうものが遺っていることの貴重さをしみじみ感じたりしました。結局見てないので何もわかりませんが。
松江市グルメ
仕事の時間の関係で行けるところは限られていましたが、
それでもものすごくおいしいお店がたくさんありました。
東風(こち)
島根といえばお蕎麦
10割の割子そばと鴨ごはん。地元の方においしいと伺って。
お蕎麦の風味と独特な食感にとっても満足。鴨ごはんも聞いていたとおり絶品でした。
風水でしょうか、「悪いものから自分を守りたいときにそばを食べると良い」と聞いたことがあります。効果の程はわかりませんが、島根を訪れる際には一度は食べておきたいものだなと思いました。
pilvi
ホテル近くのパン屋さん 神社やお寺に囲まれたこじんまりとしたお店。
選んだもの全部おいしくて連日通ってしまいました。
「生ハムとノワゼットバターのベーグルサンド」またいつかお邪魔したらもう一回食べたいです。
千鳥寿し
これまた島根といえば新鮮なお魚。これも地元の方に教えていただいてランチに。ネタが新鮮で分厚くて食べごたえばっちりでとんでもなく美味しいのに2021年9月現在で1100円と破格のお値段。
予約無しで入れたのは運が良かったようです。駅から近いのも嬉しい。
最後に
由緒ある神社仏閣が多くて神様に守られながら古き良きものを守る雰囲気と、地元の方の受け答えから感じる控えめな佇まいが、小京都と言われるのにとても納得です。
どこに行ってもとにかく雰囲気が良く、なんだかよくわかりませんが、心が洗われたようです。
まだまだ行きたいところもあるし、何度も行きたくなるところばかりで全く時間が足りませんでしたが、とにかくとっっっても良いところでした。
美味しいものを食べてのんびり過ごしたいという方はぜひぜひ足を運んでみてください。
素敵な時間と空間をありがとうございました。
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