はちみつが良いらしいというのは昔から聞きますが、
甘いものよりスナックなどのしょっぱいジャンク系のものが好きだった、いや、今もか? な私。
はちみつにまったく興味がなかったのでいったい何が良いのか、
それでどうした と思ってたのですが、
先日縁あってはちみつについて調べてみたところ
なんたるスーパーフード!
生はちみつをゲットしてせっかく色々調べたので
忘れないようメモしておこうと思いました。
どなたか1人でも一緒にはちみつを始めてくださったら嬉しいです。
はちみつのすごさとは?
紀元前6000年頃のスペインの洞窟壁画や
紀元前6500年頃のトルコの洞窟壁画に描かれていたとか
エジプトのピラミッドの中からはちみつが発見されて腐ってなかったとか
マヤの伝承にも登場するとか
ちょっと調べただけでこの歴史の長さ(・・;)
はちみつのすごさは世界共通で何千年も前からおなじみなんですね。
栄養源として
主成分はブドウ糖や果糖とやらの甘味成分とのこと。
ブドウ糖は人間にとってもすごく大事なエネルギー。
何がすごいってこのまま体内に吸収されるところ。
例えばお米などの穀物にもブドウ糖や果糖の予備軍がいるのですが、
この子達は、体内で色んな要素の力を借りて分解されたりなんとかされたりしてブドウ糖や果糖へと変身した上で吸収されるらしく、
つまり体に吸収されるまでに時間がかかるとのこと。
かたや はちみつは分解作業を蜂さんがやってくれていてもう準備オッケーの状態。
すぐに吸収されて体のエネルギー源となるのだとか。
疲れたときにはちみつ舐めると良いというのもそういう理由だったんだなぁと。
水分量が少なく基本的に腐るものではないので
保存食として申し分ないのも良いところだなと思いました。
何かあったときのために保存食は用意しておかなければと年々意識は強くなりますがどうしても賞味期限が気になってしまったり切れてしまったり。
はちみつにも賞味期限の表示が必要なので売り物には書かれていますが
腐るものではないと思うと1つ2つ非常用に常備しておくのも良いかもと思いました。
もちろんこれも純度100%のはちみつに限ります。水飴など他のものを混ぜれば混ぜるほどやはり傷みやすくはなるので要注意でございます。
健康効果
古代より飲み薬やら塗り薬やらとして大活躍していたとかしていないとか。
むしろ古の世界では食用より治療用としての方がメジャーだったようです。
それどころか抗生物質が登場する1900年代までははちみつが当たり前に治療に使われていたとか。
めっちゃ最近!(゜o゜;
殺菌・抗菌作用
ミツバチの唾液に含まれる酵素が過酸化水素っていう酵素を発生させて
菌から守ってくれたりやっつけたりしてくれるとのこと。
消毒薬などに使われているオキシドールの成分となる活性酵素ですって。
かの有名なマヌカハニーはさらに強力な抗菌力をも隠し持っているというから驚きです。
また、善玉菌を増やす成分が含まれていて
腸内など中からも体を守ってくれるなど、
調べるほどいろんな効果が出てきて逆に疑ってしまうぐらい…
菌をやっつけてくれるため、
傷口を清潔に保ってくれて回復のためのお手伝いまでしてくれるというのは有名なようですが、
驚きなのは虫歯からも守ってくれるという話。
これも純度100%のはちみつに限ります(でないとかえって虫歯を大量生産してしまいます)が、
虫歯菌を抑える働きをしてくれたり、
タンパク質から成る舌の汚れ(舌苔)を分解してくれたり
とちょっと信じられない話が意外と知られているようです。
しかも保湿してくれるため
乾燥により発生しやすい菌の増殖を抑えてくれて口臭予防にもなるんです。
寝る前にはちみつでハミガキとか舌に塗布するとか何やら恐ろしそうな話ですが、
疑り深いけど好奇心旺盛な私。
ハミガキはさすがに怖いので寝る前に舌の上に広げるイメージで舐めるというところから始めてみました。
一年後虫歯だらけじゃないことを祈ります…(>_<)
はちみつは蜂さんの個体によって、
また、採れる土地の気候や植物によって成分がガラっと変わるため、
一概にどのはちみつもこうでああでそれで、とは言えないようです。
なのでわかっている成分だけでこれにもそれにもどれにも良いと思わないようにしないと思いました。
そして女性としては嬉しい保湿効果。
はちみつの保湿効果
はちみつ配合の化粧水やパック、リップなどよく見ますね。
水分が少ないがゆえにお肌の水分を逃しにくいという仕組みだそうです。
化学品とは違って、殺菌作用と言ってもお肌に必要な菌は殺さない超優秀さも。
古代エジプトのクレオパトラや古代ローマ皇帝の奥さんも
スキンケアに使っていたと言うので
手作りの化粧水、私もやってみたいと思います。
グリセリンとはちみつと精製水だけでできるらしいですよ。
敏感肌だとかそんな繊細な肌をしているわけでもなく、
何をするにも腰がとっても重いのでそのうちですが…
いや必ずいつかやってみようと思います。そのうち…(;・∀・)
その浸透力と保湿力はヘアケアにも良いとのこと。
想像するだけでベタベタして固まりそうですがそんなことないと。
これもそのうち試してみたいと思います。そのうち…。
どんなはちみつをどのくらい摂れば良い?
やはり純度100%の生はちみつが間違いなさそうです。
もちろん何事も摂り過ぎは良くないわけで。
一日に大さじ2杯までが良いようですが、
はちみつ以外でも摂っているはずの糖分と合わせて考えなければならないとのこと。
非加熱のはちみつの方が良いと言いますが
日本で売られている多くのはちみつは加熱されているものが多いようです。
輸入ものは特に、結晶化していないものは加熱処理などされている可能性が高い傾向にあります。(もちろんそもそも結晶化しにくいものもあります)
栄養素や酵素の面で変わるというのは専門知識のない私にはわかりませんが、
加熱してしまうと香りや風味が変わってしまうのではちみつ本来の味をと思うとやはり非加熱のものが良いかもしれません。
また、はちみつと一言で言っても採れる場所、花や蜂の種類や状態、気候などで成分や状態が異なるのは自然なこと。
色が濃いほどミネラルなどの栄養成分が多く、香りや味も特徴的になる傾向にあるようですが、これもあくまで傾向とご留意を。
それらを諸々考えると「これが一番!」「絶対これが良い!」というのはなく、人によって合うものが違うのも魅力なんだろうなと思いました。
ですが、中でもニュージーランドやヨーロッパ(特にルーマニアやドイツ)のものは審査の基準がより厳しいようなので、
機会があれば色々選んで試してみたいなあとすっかり興味が膨れ上がってしまいました。
はちみつ生活を始めるにあたって
ミツバチがこの世からいなくなると人類は4年で滅びるとアインシュタインが言ったのは有名な話。
ある種の農薬や温暖化などの環境変化によりどんどんミツバチが減っているとか。
受粉によって成る植物と思うと森の生態系も危機にさらされているのも納得してしまいました。
国連食糧農業機関(FAO)の試算によると全作物の3分の1以上は蜂のはたらきによって生産されたり、生産性が高まったりしているそうです。
これから蜂蜜を見るたびに地球規模で大事なことが頭によぎるのも良いことかもしれないですね。
何事においてもやり過ぎは禁物。というのを忘れず、適度にはちみつにあやかってみたいと思います。
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