モリンガは亜熱帯地域で古くから食用として愛されてきた植物です。
奇跡の木と呼ばれているそう。
その所以は
いろんな栄養素が豊富で、かつそのバランスがとても素晴らしいところ。
種、根、茎、葉、花すべてにたくさんの栄養が含まれています。
(※根っこにはカフェインを含む成分が含まれているため、妊娠中の方へは過剰摂取などへの注意喚起がなされています。)
3000年以上前に発祥のインド伝統医学アーユルヴェーダや
古代ギリシャ・ローマ・エジプトなどで記録が残っているらしいモリンガは、
現在では国際連合食糧農業機関(FAO)で子供などの栄養状態改善のために摂取を推奨しているとか、
WFPで世界食糧計画に採用されているとか、
その存在を知らなかったのは私だけかと思うくらいの世界的人気者です。
先日ふらっとお昼ごはんに入ったところで出会った
初めましてのモリンガについてメモしたいと思います。
モリンガとは
北インド原産で、
既存の食べられる植物の中では最も基本栄養素を多く含むと言われる
別名ワサビノキという植物です。
なかなか驚きの生態でして
・気温50℃に達するような地域でも自生する
・他の植物に比べて約20倍以上の二酸化炭素を吸収する
・1年間に数メートルも成長する
・種には汚水を浄化する作用もある
・90種類以上もの栄養素を含む
などすごいハイブリッドっぷり。
二酸化炭素がたくさん必要なだけあって環境対策の分野でもスポットライトを浴びているのだそうです。
あまり日本では聞かれないように思いますが(私が知らなかっただけでしょうか(;・∀・))、
気温50℃に達する地域でも自生するような暑い国の植物なので、
基本日本の気候は適したものとは言えないのです。
日本のどこでも育てられるものではないからなかなか広まらなかったんですね。
が、最近では沖縄などの南の方でその栽培に成功して広まってきているようです。
ネットでも気軽に購入できるようですね。
モリンガの栄養素
含まれる栄養素は90種類以上ということですが、
特に体の調子を整えるための必須栄養素であるビタミンやミネラル、
そして生命の源であるアミノ酸がバランスよく含まれているのだそうです。
また、
などなどなどなど
健康に良いと思って摂っていた食品より、
そのお目当ての栄養素の含有量はモリンガの方が多い、
なんてものもたくさん。
でも突出しすぎないためバランスが良いのだとか。
そしてその栄養素の数だけあって効果・効能も約300種類ととんでもなく多岐にわたるようです。
デトックス、お肌の老化・トラブルの抑制、整腸作用、免疫アップ、アレルギー抑制、不眠・貧血改善
などなどなどなど。
良いことしか出てこないのが逆に不安ですが、摂り過ぎず、過信しすぎず、の姿勢でいれば良いのかなと思ったりします。
一日の摂取量は1.5gから3g、子供はその3分の1程度を目安にということです。
モリンガが食べられる食堂健康社員食堂百花(モリンガ)
モリンガというものの存在を知るきっかけとなった、
お昼ごはんを求めてふらっと入った食堂で出会ったモリンガのお料理を紹介いたします。
兵庫県の姫路市広畑区にある健康社員食堂百花(モリンガ)
あらゆるメニューにモリンガが使われていて、
ふりかけやお茶なども買うことができます。
グリーンカレーとおばんざいランチです。
カレーではまったくモリンガ感がわかりませんでしたが、
おばんざいランチやお茶は、全部たいらげた頃にはなんだかほのかにピリッとした感じがわかるような感覚でした。
とは言えこれもはっきりした味やクセのようなものはわからず。
社員食堂とありますが、誰でも入れる定食屋さんという感じで、
健康に気を使うお年頃の年齢層の方が多い印象。
が、牛カツ御膳や唐揚げ定食、ローストビーフ定食やスイーツなどもあり、
量も結構がっつりだったので、
若い世代や食べ盛りの学生さんでもしっかり満足できそうなメニューが揃っていましたよ。
モリンガの一日の摂取量は小さじ1杯程度かと思いますが、
定食にもカレーにもしっかり見てわかるほど入っていて、
どう見ても小さじ1杯どころではなかったので、
あくまで毎日毎日せっせと摂り過ぎないように意識すれば良いということかと思いました。
冒頭で述べましたが、妊娠中の方の過剰摂取は注意喚起がなされていますのでご注意を。
妊娠中に限らず、
何でもそうですが、
あまり摂り過ぎたり、傾倒しすぎたり、は気をつけたいですね。
がしかし、世界レベルで子供や環境を守ってくれているらしいモリンガについては
今後も関わっていきたいと思いました。
「どれがモモンガ?」
「モモンガ味わかる?」
となんども言い間違えながらおいしくいただいたお昼ごはんでした。
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